電気代が高い冬・春|家計を守る節電ルーティンと電力プラン見直しチェックリスト

節約・くらしの実用ワザ

電気代が高い冬・春|家計を守る節電ルーティンと電力プラン見直しチェックリスト

「電気代の補助が終わったって聞いたけど、この冬からどれくらい上がるの?」「もうすでに高いのに、これ以上はきつい…」という不安を感じていませんか。

2025年は、国の「電気・ガス料金支援」が7〜9月分で終了し、再エネ賦課金の単価アップや電力会社の値上げも重なって、電気代は高止まり傾向が続いています。

とはいえ、やみくもに我慢する必要はありません。「電気代の仕組み」と「自分の家の使い方」をざっくり掴んで、毎日のルーティンと電力プランを少し整えるだけでも、冬〜春の負担をやわらげることは十分可能です。

この記事では、

  • なぜ今の電気代が高く感じるのか
  • 今日からできる節電ルーティン(冬〜春向け)
  • 一度やれば効き続ける「設備・設定」の見直し
  • 電力会社やプランの見直しでチェックしたいポイント
  • 家族構成別に「ここまでできたらOK」を考える目安

を、「ムリをしない」「健康と快適さを優先」という前提でまとめました。

  1. ✨ いま電気代が高く感じる理由をざっくり整理
    1. 国の補助金が終わって「素の料金」に近づいている
    2. 燃料費・再エネ賦課金などのベースもじわじわ上昇
  2. 📊 まずは現状把握|電気代のどこを見ればいい?
    1. 検針票・アプリでチェックしたいポイント
    2. 1年分のグラフで「ウチの特徴」をつかむ
  3. ❄ 冬〜春に効く「毎日の節電ルーティン」
    1. エアコン・暖房のルールを決める
    2. 給湯・お風呂まわりのルーティン
    3. 冷蔵庫・照明・待機電力の“ベタだけど効く”対策
  4. 🔧 一度やれば効き続ける「設備・設定」の見直し
    1. エアコン・給湯器のフィルター掃除と設定
    2. 窓・すきま風対策で「熱を逃がさない家」に
    3. 照明・家電のアップデートも選択肢に
  5. 🏠 電力会社・プランの見直し|何をチェックすればいい?
    1. 今のプランの「単価と割引条件」を確認
    2. 乗り換えを考えるときのざっくり基準
    3. 節電ポイントプログラムも「できる範囲」で
  6. 👨‍👩‍👧‍👦 家族構成別「ここまでできたらOK」の目安感
    1. 一人暮らしの場合
    2. 二人暮らし〜共働き家庭
    3. 3〜4人家族の場合
  7. 💬 FAQ(よくある質問)
    1. Q1. 電気代が高いのは、もう仕方ないとあきらめるしかありませんか?
    2. Q2. 体調を崩さない程度の節電って、どこまでなら安全ですか?
    3. Q3. 電力会社を変えれば、電気代は必ず安くなりますか?
    4. Q4. 節電ポイントプログラムは、積極的に参加した方がいいですか?
  8. 🔗 公式リンク
  9. 🧺 まとめ|「電気代そのもの」は変えられなくても、家計の守り方は選べる

✨ いま電気代が高く感じる理由をざっくり整理

国の補助金が終わって「素の料金」に近づいている

まず押さえておきたいのは、ここ数年続いていた国の電気・ガス料金への補助が、いったん区切りを迎えていることです。

  • 2025年7〜9月分は「電気・ガス料金支援」により、標準家庭で3か月合計約3,000円程度の値引きが行われた
  • この支援は9月分で終了し、現時点で再開予定はないとする解説が多い

支援があった数か月と比べると、10月以降の請求書は「補助なし」の料金に戻っているため、「急に電気代が上がった」と感じやすくなっています。

燃料費・再エネ賦課金などのベースもじわじわ上昇

補助終了に加えて、電気代そのものを構成する「ベースの部分」もじわじわ上がっています。

  • 再エネ賦課金単価が2025年度は3.49円/kWh → 3.98円/kWhへ引き上げ
  • 国際エネルギー価格・円安の影響で燃料費調整単価が高めの状態
  • 補助縮小・終了にあわせて、大手電力会社の標準家庭の電気料金が月数百円〜1,000円程度上がったとの試算もある

こうした要因が重なり、「節約しているつもりでも請求額が下がりにくい」状況になっているのが、2025年冬〜春の電気代の前提です。

📊 まずは現状把握|電気代のどこを見ればいい?

検針票・アプリでチェックしたいポイント

節電やプラン見直しの前に、まずは「いまどれくらい使っているか」をざっくり掴みましょう。検針票や電力会社のアプリで、次の項目をチェックします。

  • ① 今月の使用量(kWh)…「料金」ではなく「使用量」を見る
  • ② 昨年同月との比較…前年よりどれくらい増えたか/減ったか
  • ③ グラフ表示…ここ1年の使用量の波をざっくり見る

ここで知りたいのは、

  • 「使用量は増えていないのに、単価アップで料金だけ上がっている」
  • 「単価+使用量の両方が増えている」

のどちらかです。前者なら「プラン見直し寄り」、後者なら「使い方と設備寄り」の対策が効きやすいと考えられます。

1年分のグラフで「ウチの特徴」をつかむ

アプリに月ごとのグラフがあれば、1年分をざっと眺めてみましょう。

  • 冬と夏が大きく跳ねる → エアコン・暖房の影響が大きい家
  • 一年中あまり変わらない → 冷蔵庫・24時間稼働の家電がメイン
  • 特定の月だけ高い → 帰省・在宅勤務・来客など生活リズムの影響

「とにかく全部削る」ではなく、自分の家で電気をたくさん使っている場面をイメージすることが、ムリのない対策のスタートラインです。

❄ 冬〜春に効く「毎日の節電ルーティン」

エアコン・暖房のルールを決める

冬の電気代の主役は、多くの家庭でエアコンや暖房器具です。とはいえ、我慢しすぎて体調を崩しては意味がありません。「健康を守りつつムダを減らす」ラインを決めましょう。

  • 暖房の設定温度は目安20℃前後(寒さを我慢しない範囲で)
  • 厚手の靴下・ひざ掛け・肩掛けなど、体に近いところで温める
  • エアコン使用時は、風向きを「下向き」にして足元を温める
  • サーキュレーターで天井付近の暖かい空気をかき混ぜる

石油ファンヒーターや電気ストーブなどを併用する家庭は、「部屋全体をエアコン」「足元だけ補助暖房」の役割分担を意識すると、使いすぎを防ぎやすくなります。

給湯・お風呂まわりのルーティン

電気温水器やエコキュートを使っている家庭では、給湯が電気使用量の大きな割合を占めることも珍しくありません。

  • シャワーを出しっぱなしにせず、こまめに止めるクセをつける
  • 冬場でも、湯船は家族で時間をあけずに続けて入る
  • お風呂の設定温度を1℃下げてみる(無理のない範囲で)

細かい話に見えますが、毎日積み重なる部分を少し整えるだけで、月単位では差がつきやすいポイントです。

冷蔵庫・照明・待機電力の“ベタだけど効く”対策

「よく聞く節電ネタ」にも、実は地味に効き続けるものが多くあります。

  • 冷蔵庫の設定温度を「強」から「中」へ(中身を詰めすぎない)
  • 無人の部屋の照明は、5分以上使わないなら消す習慣をつける
  • テレビの主電源・ゲーム機・古いAV機器など、使っていない機器はコンセントごとオフ

最新家電は待機電力が少ないものも多いですが、年数の経った機器は意外と食うケースもあります。「明らかに使っていないもの」だけでもコンセントを抜くと、スッキリ&節電の両方に効いてきます。

🔧 一度やれば効き続ける「設備・設定」の見直し

エアコン・給湯器のフィルター掃除と設定

毎日意識するのが難しい人ほど、「一度やればしばらく効く対策」を優先した方がラクです。

  • エアコンのフィルターを掃除して、風量・効率を回復させる
  • 給湯器・エコキュートのふろ自動・追い焚き設定を見直す
  • 古いエアコンで電気代が気になるなら、買い替え時期かどうか一度試算してみる

フィルター掃除は、暖房シーズン前と真ん中の2回を目安にしておくと、効率を落としにくくなります。

窓・すきま風対策で「熱を逃がさない家」に

暖房効率を上げるうえで無視できないのが、窓やすきま風です。

  • 厚手のカーテンに替える/足元まで届く長さにする
  • 窓ガラスに断熱シートを貼る/隙間テープを貼る
  • 玄関や廊下との仕切りに、簡易カーテンをつける

賃貸でもできる対策が多く、体感温度にも直結しやすいので、寒さが気になる部屋から試してみる価値があります。

照明・家電のアップデートも選択肢に

  • 白熱電球・蛍光灯を、LED電球へ少しずつ交換する
  • 24時間稼働の古い冷蔵庫がある場合は、買い替えで年間電気代を比較してみる

すぐに元が取れるわけではありませんが、「次に買い替えるとき」は省エネ性能も合わせて見る習慣をつけるだけでも、中長期の電気代には効いてきます。

🏠 電力会社・プランの見直し|何をチェックすればいい?

今のプランの「単価と割引条件」を確認

プラン見直しの前に、まずは自分が今契約している電力会社とプラン名を確認しましょう。

  • 基本料金があるタイプか、従量単価のみ
  • 時間帯別料金(昼高く・夜安くなど)かどうか
  • セット割(ガス・インターネット・携帯など)前提の料金かどうか
  • 解約金・最低契約期間があるか

検針票やWeb明細に記載されていることが多いので、「プラン名+従量単価」だけでもメモしておくと、比較サイトでの検討がしやすくなります。

乗り換えを考えるときのざっくり基準

乗り換えを検討するなら、「電気代だけ」ではなく、生活全体の出費とのバランスを意識してみてください。

  • 今の電気代が月1万円前後で、節約余地が数百円〜千円程度でも意味があると感じるか
  • 携帯・インターネットとのセット割で、トータルの通信費+光熱費が下がるか
  • 解約金が発生しても、1年トータルで見て得になるか

比較サイトの試算や各社のシミュレーションは便利ですが、「2年目以降の料金」や「キャンペーン終了後の単価」も必ず確認してから判断するのがおすすめです。

節電ポイントプログラムも「できる範囲」で

近年は、多くの電力会社やガス会社が、節電に協力するとポイントがもらえるプログラムを実施しています。

  • 指定された時間帯に使用量を減らすと、1kWhあたり数ポイントが付与される「節電プログラム」
  • 参加数に応じたボーナスポイントがあるキャンペーンも

大きな金額になるわけではありませんが、「無理のない範囲でできる日のみ参加する」スタンスなら、家計の足し+節電のきっかけとして役立ちます。

👨‍👩‍👧‍👦 家族構成別「ここまでできたらOK」の目安感

一人暮らしの場合

  • 冬場の電気代:月数千円〜1万円弱くらいになりがち
  • エアコンをつける時間帯を、在宅時にしぼるだけでも差が出やすい
  • 冷蔵庫・照明・PC・ゲーム機などの待機電力を見直すと効果的

ムリしてエアコンを切るのではなく、タイマーやサーモ機能を活用しつつ、厚着とひざ掛けで補うくらいを目標に。

二人暮らし〜共働き家庭

  • 在宅時間がずれることも多く、暖房のタイミングがバラバラになりがち
  • 「リビングを暖かくして、他の部屋は最小限」など、暖める部屋を決めると効率的
  • 平日はエアコン中心、休日は日中の陽当たりを活かすなど、曜日ごとのルールも有効

2人分の家事・在宅時間をうまく合わせるだけでも、「なんとなくつけっぱなし」の時間を減らせます。

3〜4人家族の場合

  • 標準的な4人家族の電気代は、試算でも2020年代前半より今後数年で数千円増えるシナリオが多い
  • エアコン+テレビ+照明+ゲーム機など、同時に動く家電が多い
  • 子どもも含めて「部屋を出るときは消す」「使わないコンセントは抜く」を共通ルールに

家族全員が少しずつ協力するだけで、月500〜1,000円レベルの差は十分に狙えます。達成できた月は、ちょっとしたごほうびを用意しておくのもモチベーションになります。

💬 FAQ(よくある質問)

Q1. 電気代が高いのは、もう仕方ないとあきらめるしかありませんか?

電気料金そのものの単価は、自分ではどうしようもない部分が大きいのは事実です。ただし、使い方・設備・プランの3つを見直すことで、何も対策しない場合と比べれば差をつけることはできます。全部を完璧にやる必要はなく、「やりやすいところから1つずつ」でも十分意味があります。

Q2. 体調を崩さない程度の節電って、どこまでなら安全ですか?

冬の節電で一番優先したいのは、健康と安全です。暖房の設定温度を下げすぎたり、厚着で動きにくくなりすぎると、転倒や体調不良のリスクが高まります。目安としては、室温18〜20℃を下回らないようにしつつ、体に近いところで温める工夫を増やすことを意識してみてください。

Q3. 電力会社を変えれば、電気代は必ず安くなりますか?

電力会社やプランを変えると安くなるケースもありますが、すべての家庭にとって必ず得になるわけではありません。使用パターンや契約内容によっては、今のままの方が良いこともあります。比較するときは、「今のプランの単価」と「新しいプランの単価」を、実際の使用量でシミュレーションしてから判断するのがおすすめです。

Q4. 節電ポイントプログラムは、積極的に参加した方がいいですか?

節電ポイントプログラムは、「できる範囲で参加する」くらいのスタンスがちょうど良いと考えています。生活に無理が出るレベルでの節電は続きませんし、ポイントを取るためにストレスが増えてしまっては本末転倒です。負担にならない日だけエントリーする、電気代の見える化のきっかけにする、といった使い方なら十分に価値があります。

🔗 公式リンク

電気料金や補助金、節電プログラムは変更されることがあります。最新情報は必ず公式のページで確認してください。

🧺 まとめ|「電気代そのもの」は変えられなくても、家計の守り方は選べる

2025年の冬〜春は、補助金終了・再エネ賦課金の増額・燃料費の高止まりなどが重なり、「何もしていないと電気代がじわじわ上がりやすい」状況が続きます。

とはいえ、私たちにできることが何もないわけではありません。

  • まずは検針票やアプリで「いくら・どれくらい使っているか」を見える化する
  • エアコン・給湯・冷蔵庫など、影響の大きいところからルーティンを整える
  • フィルター掃除や断熱アイテムなど、一度やれば効き続ける対策を優先
  • 電力会社・プラン・節電ポイントは、生活に無理のない範囲で活用する

「電気代をゼロに近づける」のではなく、「家族が健康に暮らしながら、払う価値がある部分だけにお金を使う」という視点で、できることから少しずつ整えていきましょう。

今日できそうなことを、ひとつだけでも決めて実行できれば、その積み重ねが、来月・来シーズンの電気代にじわじわと効いてきます。

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