ドラッグストア ポイント 多重取り｜ストアP＋共通P＋決済還元で「買いすぎない」ための基本ルール
「ドラッグストアでポイントを2重取り・3重取りできるらしいけど、仕組みが複雑でよく分からない」「ウエル活・キャンペーン・コード決済…全部追うのは疲れる」と感じていませんか。
ドラッグストアのポイントは、実はシンプルに3つのレイヤー（層）で考えると整理しやすくなります。
- ストア独自ポイント（マツキヨポイントなど）
- 共通ポイント（dポイント・楽天ポイント・Tポイント・Pontaなど）
- 決済還元（コード決済やクレジットカードのポイント）
この3つをうまく組み合わせると、日用品の買い物で実質5〜10％以上の還元を狙うこともできますが、やり方を間違えると「ポイントのために買いすぎる」落とし穴にはまりがちです。
この記事では、
- ドラッグストアのポイント多重取りの基本構造
- 代表的なチェーンでの「2重取り・3重取り」の例
- 実際にやるときのステップと、買いすぎないためのルール
を、むずかしい計算をできるだけ避けつつ、家計目線で整理します。
🧱 ドラッグストアのポイントは「3レイヤー」で考える
① ストア独自ポイント
まずは、お店が自前で発行しているストア独自ポイントです。
- マツモトキヨシ・ココカラファインの「マツキヨココカラポイント」
- ツルハドラッグ・くすりの福太郎などの「ツルハグループポイント」
- ウエルシアの「Tポイント」などをストアポイントとして扱うチェーンもある
ポイントカード会員向けの「○倍デー」やアプリクーポンとセットで動いていることが多く、「この店で買う意味」を作る核になっています。
② 共通ポイント（d／楽天／T／Pontaなど）
次に、ドラッグストア側が外部と連携している共通ポイントです。
- dポイント（マツキヨ・ココカラ／ウエルシアなど）
- 楽天ポイント（ツルハドラッグ・サンドラッグなど）
- Tポイント・Pontaポイント など
お店によっては、
- ストア独自ポイント＋共通ポイント
の両方を同時に貯められます。ここがいわゆる「2重取り」の基本形です。
③ 決済還元（コード決済・クレジットカードなど）
最後が、支払い方法側で付く決済還元です。
- PayPay・d払い・楽天ペイなどのコード決済
- 還元率の高いクレジットカード（1〜2％など）
共通ポイントと紐づいている決済を使うことで、ストアP＋共通P＋決済Pという「3重取り」状態を作れる場合もあります。
ただし、「クレカ＋コード決済＋ポイントカード」と積み上げすぎると、管理が複雑になって続かなくなるので、自分が管理しやすい組み合わせに絞ることが大事です。
🏪 代表的なポイント多重取りパターン
マツモトキヨシ・ココカラファイン系の例
マツキヨ・ココカラファインでは、
- ストア独自の「マツキヨココカラポイント」
- dポイント（dポイントカード）
の両方を貯められるキャンペーンや仕組みがあり、さらにd払いなどの決済を組み合わせると、ストアP＋dポイント＋d払い還元で3重取りの形を作れるケースがあります。
ツルハドラッグ・くすりの福太郎などツルハグループの例
ツルハグループでは、
- ツルハ独自ポイント
- 楽天ポイントやdポイントなど、共通ポイント提携
が組み合わせられる店舗もあり、さらに楽天ペイやd払いなどの決済を使うことで、2〜3重取りができるパターンがあります。
ウエルシアなど「ポイント活用日」がある店舗
ウエルシアのように、「特定の日にポイント価値が上がる」チェーンでは、
- TポイントやWAON POINTなどの共通ポイント
- クレジットカードや電子マネーの還元
を組み合わせることで、ポイントを貯めるだけでなく使う日をずらして実質割引率を上げることもできます。
いずれにしても、大事なのは「どの店で何ポイントが貯まるか」を把握した上で、生活圏にあるチェーンを1〜2店に絞ることです。
📝 実際にやるときのステップ
ステップ1：生活圏にあるドラッグストアを書き出す
まずは、
- 自宅の近く
- 通勤・通学ルート
- よく行くショッピングモール
にあるドラッグストアを紙やメモアプリに書き出します。
その上で、
- お店独自のポイントは何％か
- 共通ポイントは何が貯まるか（d／楽天／T／Pontaなど）
- 自分がよく使う決済（PayPay／d払い／楽天ペイなど）が使えるか
を、公式サイトや店頭のポスターでざっくり確認します。
ステップ2：メインで使うドラッグストアを1〜2店に絞る
ポイント多重取りを最大化しようとすると、あちこちのチェーンに手を出したくなりますが、管理が難しくなります。
おすすめは、
- 「日用品はこの店」「処方箋ついでの買い物はこの店」など、役割を決めて1〜2店に集中する
- その店で使える共通ポイント（d／楽天など）を1種類に決める
という形です。
ステップ3：支払い方法を「いつもこれ」に決める
最後に、ドラッグストアで使う支払い方法を1〜2パターンに固定します。
- 「dポイントを貯めたい」→ dポイントカード＋d払い
- 「楽天ポイントを貯めたい」→ 楽天ポイントカード＋楽天ペイ
など、ポイントカードと決済をセットで覚えやすくすると、レジ前で迷わずに済みます。
⚠️ ポイントのために買いすぎないルール
「何ヶ月分まで買うか」を先に決める
ドラッグストアのセールやキャンペーンを追っていると、
- 洗剤やシャンプーを「まだあるのに」買い足す
- お菓子や飲料をキャンペーンのために増やしてしまう
といったことが起こりがちです。
対策として、
- 日用品のストックは最大3カ月分までなど、上限を決める
- お菓子・ジュースは「普段買わないものは買わない」と決めておく
といったルールを先に作っておきましょう。
ポイント上限から「買いすぎライン」を逆算する
キャンペーンによっては、
- 「最大○○ポイントまで還元」
といった上限が決まっていることも多いです。
その場合は、
- 上限ポイント ÷ 還元率（例：10％）＝「このキャンペーンで狙う最大購入額」
という目安を決めておき、それ以上は「別の日に普段どおり買う」と割り切ると、ムダ買いを防ぎやすくなります。
❓ FAQ
Q1. どのドラッグストアが一番お得ですか？
還元率だけを見ると「ここが最強」と言いたくなりますが、生活圏にない店には通えません。自分が通いやすい範囲にあるチェーンの中で、ストアポイント＋共通ポイント＋決済還元のバランスが良い店を1〜2店選ぶのが現実的です。
Q2. クレジットカードとコード決済の両方でポイントを取りにいくべきですか？
クレジットカードをコード決済の支払い元にしてポイントを積み上げる方法もありますが、カード枚数や管理の手間が増えます。まずは「ポイントカード＋コード決済」の2段構えから始めてみて、余裕があればクレジットカードの活用も検討するくらいが無理のない範囲です。
Q3. たくさんのアプリやカードを持つと混乱しそうです。
その場合は、
- 「ドラッグストアではこのアプリだけ使う」
- 「共通ポイントはdだけ」「楽天だけ」など1種類に絞る
と決めてしまいましょう。ポイント多重取りは、続けられなければ意味がないので、管理できる範囲でシンプルに組むのがいちばんです。
🔗 公式リンク
🧺 まとめ｜「多重取り」は仕組みを知って、ルールを決めて使う
ドラッグストアのポイント多重取りは、
- ストア独自ポイント
- 共通ポイント（d／楽天／T／Pontaなど）
- 決済還元（コード決済・クレカ）
という3つのレイヤーをどう組み合わせるかの話です。
大事なのは、
- 生活圏にあるドラッグストアを書き出す
- メインで使う店を1〜2店に絞る
- 支払い方法を「いつもの1パターン」に決める
- ストックの上限と「買いすぎライン」を先に決めておく
という、自分の暮らしベースのルール作りです。
ポイント多重取りは、「やればやるほど楽しい」反面、追いすぎると疲れてしまいます。まずは、いま通っているドラッグストアを一つ選び、ポイントカードと決済方法を整理するところから始めてみてください。
